個別指導中、教材のカードを散らかしたり、塗り絵用のクレヨンで壁に落書きをしたり、指導員の話を聞かず教室内でうろうろしたり、奇声を出したりする子がいました。
そこで、どうすればその子の学習意欲を引き出し、勉強に集中させることができるかを検討しました。
母親に確認したところ、その子はウルトラマンが大好きだそうです。
そのため、1時間個別指導の課題を新たに組み立て、ご褒美用の星カードとウルトラマンカードを作りました。子どもが1つの課題をうまくできたら、指導員がその子に星のカードを1枚あげます。5つの課題を終えた時点で、子どもが星のカードを5枚もらえたら、ウルトラマンのカードと交換できるというシステムを試みました。すると、ウルトラマンのカードをもらえるように、個別指導中に子どもの様子が大きく変わりました。奇声を出したり、落書きをしたりする行動がなくなり、うろうろしようとする時、指導員に「座ってください」と言われると、直ちに座る様子がみられました。今、その子は姿勢よく座って、机に向いてまじめに勉強するようになりました。
このように、ツボミ園はそれぞれの子の特性に応じて、その子に一番相応しい方法を常に探りながら、指導・支援を実施しております。