言葉が遅い子を育てる姿勢
「ことばを話すようにならない」「ことばの数が増えない」なお言語表出の遅れは、子どもの親の代表的な主訴です。これは、「贵人语迟」(貴人のことばが遅い)という中国語のことわざを指すでしょうか?
実はことばが遅いことは本当にありますが、全てのことばが遅い子は「貴人」なわけではありません。それで、「自分の子はかならず貴人」という信念を持ってはいけません。それらの単にことばが遅い子は「Late Talker」と呼ばれる。聴覚障害、知的な遅れなど他の障害を合併せずに、ただ、言語表出だけ遅れるということは見られます。2歳児全体の約13%に発見し、男児に多いことが報告されています。
言葉が遅い子に育て方は日本でインリアル・アプローチ(Inter Reactive Learning and Communication)とよく使用されています。
インリアルにおける大人の基本姿勢-SOUL(ソウル)-
Silence (静かに見守ること)
最初,子どもがその場面に溶け込むための余裕を作ってやることが必要である。そのためには,まず大人は自分の考えや意図を押し付けるのではなく,子どもの様子を静かに見守る。
Observation(よく観察すること)
静かに見守りながら,子どもが何をどのようにするか をよく観察する。単にコミュニケーション能力だけではなく,情緒・社会性・認知・運動などについて,子どもの能力や状態を観察する。
Understanding(深く理解すること)
観察し,感じたことから,子どものコミュニケーションの問題について理解し,子どもに何が援助できるか考える。
Listening(耳を傾けること)
子どもに対して良き聴き手であること,それは単に耳から入る言葉だけではなく,子どもの表す様々なサインを全身で感じ取っていくことが必要である。
その以外には大人の言葉掛けもいろいろな技法があります。例えば:ミラリング (子どもの行動をそのまままねる)、モニタリング(子どもの音声をそのまままねる) 、パラレル・トーク (子どもの行動や気持ちなどを言語化する)等。
以上はインリアル・アプローチの一部分だけですが、その姿勢や技法は単に言葉が遅い子に適用するではなく、全ての子どもに使用する可能です。でも、具体的にどのような感じでやりとりするのか、ぜひツボミ園に見学してみて、気軽に相談してください。